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陥入爪・巻き爪

「陥入爪」とは、爪の先端または側面が、爪周囲の皮膚にくい込んだ状態です。(特に爪の彎曲が強い状態を「巻き爪」とも言います)
陥入爪が悪化すると、炎症や感染を併発して、赤く腫れて強い痛みを生じます。


【陥入爪の原因】
1.靴による圧迫
足に合っていない靴で爪の周囲が圧迫され続けることが原因です。女性に多く見られ、高めのヒールや、先端が極端に尖ったパンプスなどを履く機会が多い場合は特に注意が必要です。
また、立ち仕事中心の方などは、足に負担をかける時間も長くなり、巻き爪になりやすいです。
2.深爪の習慣
深爪をすると爪の周りの肉が爪に向かってきます。そのため、両端から爪への圧迫がおこり、爪を巻き込んでしまいます。
「爪が巻いてきて痛いので短く切る」のは一時的に痛みは軽減しますが、爪が伸びるとかえって爪のくい込みがひどくなり、さらに悪化させてしまうという悪循環になってしまいますので、爪は短く切らずに伸ばすようにしましょう。
3.爪の形状(遺伝的要素)
4.スポーツ(母趾に大きな負荷がかかるもの、瞬発力を必要とするもの)
5.肥満、妊娠(急激な体重の増加)
6.長時間歩行・登山
7.爪の水虫(爪白癬)


【自分でもできる陥入爪、巻き爪への対処法】
1.正しい爪の切り方をマスターしましょう

女性は見た目を気にして爪を丸く切ることが多く、深爪になりやすいので注意してください。
爪の先端は真っ直ぐに、両端は直角になるように、指先寄りも少し長目に切りましょう。


2.テーピング法
くい込んで痛い側の爪に弾性絆創膏(伸縮するテープ)を貼り付けます。次に、矢印の方向へ弾性絆創膏を引っぱりながら、らせん状に足の指に巻き付け固定します。
この処置で痛みは楽になり、爪を十分に伸ばすことができます。

※ 以上の処置で改善しない場合は、手術(フェノール法)やワイヤー矯正が必要です



* 形状記憶合金ワイヤーによる爪矯正

形状記憶合金の元に戻ろうとする弾力を利用して、てこの原理で爪のくい込みを矯正する方法です。  




この治療法の注意点、ポイント

*処置時の痛みはありません。
*処置の所要時間は10分程度です。
*約2ヶ月に1回の通院で、爪を切ってワイヤーを入れ替えます。
*矯正期間はくい込みの強さや爪の硬さにもよりますが、概ね6ヶ月〜1年間を要します。
*爪が短いと、爪が伸びるまで処置ができません。

治療費
(保険適応はありません。自費になります):両方の親指を治療した場合
初回:初診料(3,150円)+ワイヤー材料費(4,200円)+処置料(1,050円×2=2,100円)=9,450円
2回目以降:再診料(1,050円)+処置料(1,050円×2=2,100円)=3,150円


* フェノール法による手術
肉にくい込んでいる爪を部分的に除去し、爪の根元を薬品(フェノール)で変性させて、その部分の爪を生えなくする治療です。



この治療法の注意点、ポイント
*局所麻酔を使用します。
*治療後は速やかに痛みは治まります。
*通院は手術の翌日、約1週間後、その後は傷が落ち着くまで適宜受診していただきます。
*手術所要時間は20~30分です。
*手術後は数日、運動は控えていただきます。

治療費
(保険適応あります)
3割負担で約8,000円です。この他に診察料や処方箋料が必要です。